仕事について: 派遣の登録について

質問

派遣会社に登録する時、どのような流れでやるのでしょうか。
また、登録時スキルチェックはどんな内容なのでしょうか?(匿名希望)


回答 【Miwa】


1.派遣ポータルサイトチェック

世の中にはたくさんの派遣会社があります。まずは「はたらこねっと」などの派遣ポータルサイトを見て、「どんな仕事があるか」「どんな派遣会社があるか」をチェックしましょう。

この時点で、「家事と仕事を両立させたいから、定時で帰れる仕事」「経験を生かしたいから、職種にこだわる」等、自己分析が終わっているといいでしょう。 東京で「何でもいいから、山手線沿線で、事務の仕事!」と探すと、検索結果が100件以上となり、毎日仕事一覧を見ていくだけでも疲れてしまいます。


2.派遣会社Web登録

派遣ポータルサイトを見ていると、「この業界の仕事は、この派遣会社が強い」等がわかってきます。気になる派遣会社が見つかったら、Web登録(仮登録、事前登録)しましょう。

Web登録では、今までの職務経歴を詳細に入力する必要があるので、この時点で履歴書&職務経歴書が必要となります。後で修正する事は可能ですが、ここで入力した情報を元に仕事紹介されるので、なるべく詳細に、かつ、完成された情報を入力しましょう。Wordでどこまでできるか等、事細かく入力しなくてはならない場合や、転職回数が多い場合は、入力だけで1時間以上かかります。


3.派遣会社本登録

Web登録の後、登録会の予約をし、会社に行って登録手続きを行います。(一部の派遣会社では、社内選考に残った時点で登録手続きを行います。)以前は履歴書・職務経歴書・写真が必要でしたが、今は事前にWeb登録できる上、写真はデジカメで撮影してくれます。代わりに、身分証明書・印鑑・(大手の場合)銀行の通帳かカードが必要です。

面談以外は全てパソコン上で行う会社、一般常識だけ紙に書く会社、一般常識テストがない会社など、会社により若干異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。

  1. 派遣の仕組みについて
  2. 適性検査(性格検査)
  3. 一般常識(マナー、ハガキ宛名書き、漢字の読み、略語、ことわざ、算数、数学、英語など)
  4. 入力チェック(数字、和文)
  5. 面談
  6. 写真撮影

専業主婦の期間が長かった方は、一度ビジネスマナー本や秘書検定のテキストを読んで確認しておくといいでしょう。一般常識のテストは、漢字の読みが若干難しいくらいです。入力チェックは、和文よりもテンキー入力が曲者です。

面談では、希望する業界・職種・場所等について聞かれます。機械的に確認されただけで10分で終わったところもあれば、1時間かけてあれこれ聞いてくれたところもあります。じっくりと話を聞いてくれた会社の方が、後々希望通りの仕事を紹介してくれました。


4.仕事決定まで

本登録すると、早速仕事紹介の電話やメールが来ます。仕事を紹介してくれるのは、登録の時の担当者ではなく、仕事紹介スタッフ(=コーディネーター)です。希望に近い仕事であれば、エントリーします。また、仕事一覧を見て、気に入った仕事に自らエントリーする事もできます。

エントリーすると、社内選考があります。昨今は震災&不景気の影響で、「経験+資格保持者」が求められているようです。社内選考に残った場合は、派遣先との顔合わせを行います。

また、ここまでのどこかのタイミングで、派遣先に提出するスキルシートを作成します。職務経歴書の簡易版で、働いていた会社の名前などは書かず、「経験会社名ではなく職務経験で判断してもらおう」というもののようです。

顔合わせで双方共にOKとなれば、仕事決定です。顔合わせをしても、派遣会社他社との競合していた、話を聞いてみたらこちらが希望している仕事ではなかった等、様々な理由でNGということもあります。


5.まとめ

  • 大手の派遣会社の方が、仕事紹介数が多い。
  • 自己分析をしっかりしていないと、うまく希望を伝えられず、希望していない仕事を紹介されることがある。
  • 自己分析をしっかりしていないと、やりたい仕事を探すのも大変。
  • 震災の影響で、1つの仕事に応募者が殺到する。まずは、社内選考に残れるような工夫が大切。

「転勤族ねっと」派遣会社一覧

【記事作成:Miwa、編集:Miwa、最終更新日:2011/7/5】